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結婚式撮影以来お付き合いしている中田さんに、
50歳を迎え記念に撮ってほしいと思い撮影に臨みました。

なんか、不思議。
すでに脱ぐものはなくなっているのに、
カメラのシャッターが押されるたびに、
一枚、一枚、何かがはがれ落ちていくように感じた。

忘れていた幼いころの自分が
笑って自分をみつめているような、
自分の核に戻っていくような、そんな感覚。

撮影後は なんだかすっきり。

素の自分で十分いいんだという、
根拠のない安心感に包まれていました。


撮影中は、まだどこか、こういう風に撮られたい
というイメージを持った自分がいたのです。

そのためか出来上がった写真データが届いたときは、
笑顔の違う写真が一番好きでした。


でも何度か見ているうちに、
今回選んだ写真が一番好きになっていました。

私は、自分の典型的日本人の平ぺったい横顔があまり好きではなくて、
コンプレックスもあったのだと思います。

でもこの写真は、そのコンプレックスをぶち破るもの。

自分をこう見せたいという思いの入っていない飾らない写真。

自分でも認識できていないかった女性らしさと強さを感じる写真。

大好きです。

この写真を見るたび、勇気をもらえる気がしています。


忙しい毎日を過ごしている中で、
自分への自信が揺らぐ時があるのは常のこと。

撮影を迎えた時、50歳という節目で、
女性としてどこか最後・・みたいな、
あきらめ感がなくはなかったか。


でも、まとうものが何もない身体一つを
中田さんに撮影してもらって、
逆に新しい自分にまだまだ進化できることに気づいた自分。


これから先、いくつになっても、
その気づきを忘れないでいたいと思います。

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